電池交換・・・G-SHOCK編

これからの季節に出番が多くなりそうなG-SHOCKの電池交換です。こちらは完全に液晶が消えていますが、ELバックライトが点かなくなったり、ボタン操作をすると液晶が見えにくくなったりするのも電池切れの可能性があります。DSCN5030

こちらは裏側です。汚いですね~。これもあとでちゃんと綺麗にします。ちなみにこれ、最近ほとんど使っていませんが自分のなんです(笑)。DSCN5024

こういった汚れを放っておくとサビや劣化の原因になりますので、日頃のお手入れがとても大切です。全く説得力がないかも知れませんが・・・・。

裏ブタはネジ4本で留っていますのので、まずはネジを外し裏蓋を開けます。開けるとこんな感じ。DSCN5025

緩衝用のラバーの下にモジュール(ムーブメントのことです)があります。このラバーが前面と側面にも組み込まれていてショックに強い構造になっているんですね。すごい発明だと思います。DSCN5027

電池はリチウムの2016。リチウム電池は3vと電圧が高いのでデジタル系の時計で多く使われいます。DSCN5028

テスターを使って元の電池の電圧を測定します。2.5vまで電圧が低下していました。これはとても大切な工程です。電池があるのに止っていたのなら機械の故障かも知れませんよね?

裏ブタとケース間にはこのようなパッキン(Oリング)が取り付けられています。これで防水性を高めているのです。劣化が激しい場合は交換が必要です。DSCN5029

今回、パッキンはそのまま使用して電池交換で問題なく完了です。最後に時間や日付を合わせます。操作音が鳴るかどうか、ライトがちゃんと点灯するか、ボタンがすべて押せているかなどいくつかの項目もここでチェックしますよ。DSCN5023

防水性の高い時計なので防水検査まで行うことが望ましいですが、別途費用がかかるので電池交換だけで終わらせます。自分のですし。

だいぶ前のモデルですがちゃんと動くようになりました。実はこれ、むかしむかし、なんだかんだあってアルバイトを辞める時に近しい後輩二人がみんなからお金を集めてプレゼントしてくれた大切な時計なのです。高価な時計ではなくても、思い入れのあるものは永く大切に使っていきたいですよね。そして、そのサポートが出来たなら、これほど喜ばしい仕事はないです。

(もしかしたらこの時計が今の仕事のきっかけになったのかな??)