#22 時計研究会 3月

昨日は毎月第二木曜日の時計研究会で、講師は自身で設計してヒゲゼンマイまでも自作で時計を作成した山下一樹さん(ネットで動画などをアップされています)で、それまで時計の分解をほとんどしたことがなく、また他の時計の機構や作成方法を参考にしていないのにも関わらずCAD/CAMを使いこなしトゥールビヨンやオリジナルのパワーリザーブ機構まで作った話はただただ驚き感心するばかりで、それは日本人で二人いる独立時計師の一人の浅岡肇さんがFacebookなどでアップしている時計製作のアプローチに近く、これからの時代の個人での時計製作の流れを垣間見たようで、電波時計やGPS時計やスマートウォッチがこれだけ広まっているのに、ゼンマイ式の時計がまだまだ多くの人を夢中にさせていて、講演の休憩時間にキャリアや年齢なんて関係なく山下さんに群がらり質問し合う様子を見て、機械式時計が無くならない理由までも感じられた気がする。