#11 だから今日は、もずく記念日。

小学校の時、近所に溜まり場になってた公園があって、夏でも冬でも男女関係なく、放課後はその公園にあつまってケイドロしたり、缶蹴りしたり、(当時わたしは持ってなかったけど)DSしたり、木登りしたり、まあ、毎日飽きもせず暗くなるまで、まあ、田舎なりに活発な少女時代だったかな、と思います。

そこで、わたしたちは毎日なにかしらの遊びをしてるんですけど、公園の近くに「サンショー堂」っていう昭和感漂う駄菓子屋さんがあって、近くにコンビニもなかったので、もっぱらそこがみんなの散財の場でした。 (ちなみに今でもありました。) おばあちゃんが一人でやってて、友達は「おばちゃーん!きたよー!」と言いますが、わたしは小学生ながら敬語が抜けず、タメ口で話す友達がうらやましかったりして。 数百円のお小遣いを出して、自分でお菓子を買うワクワクといったら、ほしいものを自分で選べるのはちょっとオトナな気がして、お金って無敵なんだなって思いました。

かなり人気だったのが10円ガムとうまい棒。ちょっと奮発してじゃがりこ。冷蔵庫にはビンのラムネも売ってたので、夏はラムネかパピコをよく買ってました。 定番はこんな感じですが、小学生は流行りに敏感なので、サンショー堂のお菓子たちにも私たちなりのブームがありました。だいたい「ヒモQ」「わたパチ」「もぎもぎフルーツ」といったお菓子ですが、ときに田舎らしく「のり団子」が流行った時もありました。 そんな、常に新しいものに挑戦し続けるわたしたちはある日、サンショー堂で”もずく”を発見しました。

“もずく…。”

誰が最初に手に取ったか覚えていませんが、わたしたちは3パックセットのもずくを持って公園に戻りました。

もずくを買ったその子が「うまい…!」と感動して、みんなしてもずくを食べました。ちなみにお箸をもらい忘れていたので、当時流行っていたスルメを使って、みんなですくって食べていました。ははは。

もずくの美味しさを発見したわたしたちは、食べ終えたカップを土に埋め(謎)、山をつくって木の棒を立て(謎)、だれかが「今日をもずく記念日にしよう」と言いました。

こうして「もずく記念日」が設立されました。

そう、それが明日。1月20日。

だから(正確には明日ですが)今日は、もずく記念日。

自分たちだけしか知らない記念日こそ、特別な思い出があって、歴史があって、 こんな小学生がノリでつくった記念日も、なんでもない日を特別に思わせてくれるから、なぜだかいまでも思い出しちゃうのです。

きっとこのブログを見ている男性の方多いと思いますが、男性は女性よりそういった記念日にウトいと聞いたことあります。どうなんでしょうか?笑

クリスマスや正月を祝うのも楽しいけど、自分たちしか知らない記念日をいちいち祝うのもユーモアあってなかなか楽しいと思いますヨ。

そう、宣言してしまえば記念日なんて簡単で、わたしはもずく記念日の他にも「賢者記念日」という日を勝手に設けています。これもほんとうにショーもない記念日ですが。。笑

ちなみに、6月10日は「時の記念日」、いわば時計の記念日です。当店では毎年イベントを開催してますが、わたしは今年初なのでたのしみ〜。

ではでは。今日はじんが担当しました。

今日はもずくを買って帰ろうと思いますー