見えないこだわり 電池編

電波ソーラー式の時計が増える昨今ですが、まだまだ主流は電池式のクオーツ時計。そこでどうしても必要なのが電池交換、そして“電池”ですよね。時計を正確に動かすための大切なものですのですから、プロとしてはちゃんとした電池を入れたいものです。そこで時計用の電池について、です(^-^)

腕時計に使われてるボタン電池は主に『酸化銀電池』と『リチウム電池』です。それぞれの特性から『酸化銀電池』はアナログ時計に、『リチウム電池』はデジタル時計に使われていることが多いです。そしてミリ単位の大きさや電圧の違いなどによってその種類は百近く()にもなります。

それをムーブメントの仕様によって使い分けるのですが、、、電池にも賞味期限があるってご存知でしたか??

 

正確には『使用推奨期限』と言って酸化銀電池の場合は2年間、リチウム電池は5年間です。

 このように裏面に記載さています。普通の乾電池にも書いてありますよ(^o^)期限を過ぎても使えるのですが出来れば新鮮な電池を入れてほしいですよね!?もちろんエルオクロックでは期限内の電池しか使いません!!

 個別にパッケージングされた電池を取り出すとこんな感じです。文字が刻印されている方がプラス極です。『+』と刻印もされていますねww

 それ以外にも色々と刻印してあります。上の『SR920SW』はこの電池の種類を表していて、S・・・酸化銀電池、R・・・丸型、9・・・直径、20・・・厚さ、SW・・・使用分野(時計用)となっています。例えば電池を取り外している時計でも、知識があれば合う電池を見極められます。

そして『SONY』と『MADE IN JAPAN』、製造メーカーと製造国ですね。実はこれも重要!!世界で電池を製造・販売しているメーカーはいくつかありますが、経験と実績から言わせて頂くと、時計用に関してはSONYの信頼度が一番です!!さすが日本の一流企業!こんな細かいところにも日本製品のすばらしさがっ!!誇らしいです(^ – ^)/

ちなみに海外ブランドの電池は液漏れを起こしやすいと思います。。。

当然ですが反対側がマイナス極になります。こちらには何も刻印されていません。

 そして使い終わった電池は回収業者に依頼して、使える金属をリサイクルしますよ~。

と、まだまだ話は尽きませんが、小さな小さな電池も実は奥が深く、ちゃんとこだわりがあるのです(^-^)普段は見えないところだからこそ信用が大事ですよね?