<1609-1655>SEIKO KING SEIKO

  • 手巻 / Cal: 4502A / 振動数:36000 / 精度: ±30s/day
  • Ser/Ref : 080667 / 45-7010
  • ケース:36mm
  • バンド: 18mm ゴールドブラウン・カーフ(HIRSCH・Ascot)
  • 製造年:1970年
  • 状態:△・・・ガラス多少の傷あり。
  • 通称「45キング」と呼ばれる10振動のハイビートムーブメントを搭載した”SEIKO KING SEIKO”です。1960年代後期に開発された45系手巻き式ムーブメントですが、すでに国産腕時計も実用性の高い自動巻式が大衆化しており、セイコー手巻き式の最終期にあたる集大成と言える機械となっています。精度面に関しては毎時36000振動のハイビートを採用したことで安定した高精度を実現し、地板を大きくしたことで輪列配列の自由度を広げ薄型化にも改良されました。45系ムーブメントには厳しい精度検定「クロノメーター規格」クリア機搭載のキングセイコーや、セイコー独自の精度検定「GS規格」クリア機搭載のグランドセイコーなどが発売され、これらの上位機種に搭載されたことからも性能の優良さを物語っているのではないでしょうか。フェイスは凛とした風格を漂わし、植字された「SEIKO」と「KS」の文字が普及機とは一線を画す高級感を放っています。裏蓋に輝く「KS」の文字が刻印されたメダリオンもしっかりと残っています。製造されたのが1970年頃ということもあり、ケースフォルムは当時流行りとなっていたラグと一体型の美しいラインを描くデザインです。ガラスに多少の傷がありますが、視認性の高い黒塗りされた針とインデックスの妨げにはなっていないので、実用性に問題ありません。ベルトには英国気品を感じさせるHIRSCH社製・Ascotのゴールドブラウンを合わせてみました。自動巻さらにクォーツ時計と新機能に移り変わっていく時代に生み出された45系搭載機は、手巻き式腕時計の良さを再認識できるビンテージウオッチかもしれません。(F)
  • 65,000円(税別) SOLD OUT 2016/09/22