- 手巻 / Cal:- / 振動数:18000 / 精度: ±30s/day
- Ser/Ref :2311814 /115002F
- ケース:36mm
- バンド:19mm ゴールドブラウン・型押しカーフ (HIRSCH/Duke)
- 製造年:1960年代
- 状態:〇・・・文字盤多少傷みあり。
- 発売された1960年当時、「日本一薄い腕時計」の名を冠していた”SEIKO Goldfether”です。世界的に薄型こそ技術力の証しとされていた時代、もちろん日本の時計メーカーも薄型化の開発に切磋琢磨していました。シチズンから1958年に発売された薄型機「デラックス」が日本最薄機としてヒットしていましたが、対抗すべく亀戸工場から満を持して登場したのがこのゴールドフェザーです。シチズン・デラックスの3mmよりも薄くするため基本設計を再考し、分針部の輪列を分割するという方法で厚さ2,95mmを実現しました。この輪列はセイコームーブメントの中でも特殊だったこともあってか後継機は開発されませんでしたが、当初から薄型に拘りを持って開発していた亀戸工場の執念が感じられるムーブメントと言えるのではないでしょうか。さらに薄型ポイントは文字盤にもあります。一見植字のようにも見えるバーインデックスは彫り込みにし、ブランドネームなども植字を使用しない事で高さを抑える配慮がされています。落ち着きのあるシンプルなフェイスが高級機らしさを感じさせ、さらに薄さが加わることで上品さがより際立っています。その名の通り”ゴールドフェザー=羽のように軽く薄い高級機”が実感できるビンテージ薄型機の代表作の一つです。ベルトには品のあるデザインを活かすアリゲーターの型押しが入ったHIRSCH社製・Dukeのゴールドブラウンを合わせてみました。(F)
49,000円(税別) SOLD OUT 2017.11.17