- 手巻 / Cal: – / 振動数:18000 / 精度: ±30s/day
- Ser/Ref : 0434475 / J14037
- ケース:34mm
- バンド:17mm ゴールドブラウン・カーフ (HIRSCH/Kent Lo’clock別作)
- 製造年:1960年
- 状態:〇・・・ケース、文字盤多少劣化あり。
- その後の第二精工舎亀戸工場製腕時計のベースとなったモデル”SEIKO Cronos(クロノス)”です。当時セイコーが有していた諏訪工場と亀戸工場は、同社内ながらもライバル関係だったと言われ、それが製品によって垣間見れる面白さもあります。セイコーファンに聞けばまず名の上がる例が諏訪工場製「マーベル」と亀戸工場製「クロノス」ではないでしょうか。先に発売されたマーベルは国産時計の安かろう悪かろうのイメージを払拭した優秀な性能の製品でしたが、そのマーベルを超えるべくして亀戸工場がオリジナル設計で開発したのがクロノスです。後発だったとはいえ、当初から耐震装置の装備や総重量が軽くなるメリットのあるチラネジ無しテンプを採用するなど、先進的な機構を取り入れより優秀な性能に仕上げています。さらに薄型化や諏訪工場製との差別化を図り部品を曲線的にするなど、亀戸工場の拘りが色濃く表れているのもクロノスの魅力です。デザインのバリエーションは多く展開されていたようですが、この時計のようなオーソドックスなデザインは長く愛用していけるデザインです。筆記体で描かれたペットネームや少し焼けた梨地状の文字盤など、ビンテージウオッチならではの味と品が感じられます。ベルトにはシンプルな高級感が楽しめるHIRSCH社製・KentのLo’clock別作サイズをセレクト。ゴールドブラウンの色見はオシャレなカジュアルさを表し、文字盤の雰囲気ともマッチする組み合わせです。(F)
40,000円(税別)SOLD OUT 2016/07/16