ついこの前に2016年が始まったと思っていたのに気が付けば5月も終わり、夏を思わせる気温の中で6月がスタート、そして梅雨入りとなりました。ちなみに、6月には『時の記念日』があるのをご存知ですか？時の記念日は天智天皇の10年（671年）4月25日、現在使われている太陽暦の6月10日に漏刻と鐘鼓によって初めて時をしらせたという『日本書紀』の記事にもとづき大正9年に制定されました。せっかく時計の店なので「その日に合わせて何かをやりたい！」と思い、昨年に続き2回目となる企画です。

2nd sec. 『6月10日は“時の記念日”』 ～古時計に虹色のドレス～

• 場所：エルオクロック店内
• 期間：2016年6月7日（火）～6月26日（日）　OPEN 11：00 – CLOSE 20:00（月曜定休日）
• 作品展示：石川恭子、鹿又広祐、カワシマ ミワコ、斎藤雨梟、フクナガ リョウコ、山本正子（敬称略）

見れば懐かしく味わいがあって良いものと思っても、実際に使っている人は本当に少ない古い掛け時計たち。機械はまだまだ動くのになんだか可哀想なのです。そこで今回は、それぞれの古時計に新たな物語が始まるような、古時計がもう一度時を刻み始められるような、そんなテーマを企画しました。

大きな音でお節介に時を知らせる古い掛け時計。
朝でも夜でもボンボン鳴るし、それでなくてもコチコチうるさい。
あれ？なんだかうちの母さんみたいだ。
でも今は時の知らせを止めたまま、静かに振り子を止めたまま。
そうだ！素敵な虹色のドレスを作ろう。
そしてその響きにもう一度、耳を傾けてみよう。

デザイナーやイラストレーターの方々と、僭越ながらわたくし（店主）も含めた7人が、古時計をキャンバスに見立てて絵を描いたり、思い切ってペイントしたり、今までとは一味違った新しい魅力を詰め込みます。

さてさて、どんなものが出来上がるのか？！

作品はお店で展示・販売いたしますので、ぜひ期間中に足をお運び頂きお楽しみくださいませ！