<1601-1257>SEIKO KINGSEIKO

  • 手巻 / Cal: – / 振動数:18000 / 精度: ±30s/day
  • Ser/Ref : 3D13297 / 442.000
  • ケース:36mm
  • バンド:19mm  ゴールドブラウン・カーフ(HIRSCH/Siena)
  • 製造年:1960年代
  • 状態:〇・・・風防交換済み。
  • 初代のモデルには省かれていた秒針規正装置を備え発売された”SEIKO KINGSEIKO”です。諏訪工場より発売された最高級機「グランドセイコー」に続き、亀戸工場にて開発された高級機「キングセイコー」。高価過ぎたグランドセイコーよりも価格を抑えて高級機を使ってもらおうという思いが込められ、当初のキングセイコーには秒針停止機能が省かれていました。しかし市場のニーズも踏まえ、後に規正付きで発売された初期型のモデルがこのキングセイコーになります。初期モデルの特徴は機械番号がまだ無く、カマ状の規制レバーを加えカマの先端が秒針の歯車を止める機構を採用していました。後に44Aと名付けられたムーブメントからはこの機構は失われてしまいますが、この初期型の機械には亀戸工場のオリジナリティが感じられるところでもあります。またこの頃、時代の流れになっていた機械を大型化し安定した精度を実現しやすいテンプの大型化が諏訪製品にはされていましたが、亀戸はベース機「クロノス」と同サイズのままグランドセイコーと遜色ない精度に仕上げるところにも拘りが窺えます。外装は高級感ある金張りのケースにどっしりとした太めのラグ、インデックスや針にも太く力強さを持たせた、まさに「キング」の名に相応しい風格を纏っています。汎用の風防に替えられていることの多い風防も、オリジナルのエッジの立ったボックス型が付いています。全体的にコンディションが良く、裏蓋に収められた高級機の証しとも言えるメダリオンの”盾”マークは初期に使用されていたものです。高級感を味わうにはやはりHIRSCH社製・Sienaのベルトがおススメです。丁寧に鞣されたツヤのある質感のゴールドブラウンが金張りの上品さととても良く合います。(F)
  • 100,000円(税別) SOLD OUT 2016/05/28