<1601-1305>CITIZEN Homer

  • 手巻 / Cal: – / 振動数:18000 / 精度: ±30s/day
  • Ser/Ref :  479 / –
  • ケース:36mm
  • バンド:18mm  ブラウン・カーフ・白ステッチ(HIRSCH/Modena)
  • 製造年:1970年代
  • 状態:〇・・・文字盤縁多少劣化あり。ケース多少傷あり。
  • 裏蓋の「幹九管」の刻印から、新幹線・九州の鉄道管理局の職員用に製造された「CITIZEN Homer(シチズン・ホーマー)」です。旧国鉄時代に職員に支給されていたことから「国鉄ホーマー」との愛称で呼ばれるシチズンのホーマーですが、裏蓋に支給年とどの鉄道局に支給されていたかが刻印されているのが特徴です。この時計には「昭49」と「幹九管」の記しがあり、昭和49年に新幹線を担当する九州の鉄道管理局(九州総局)の職員向け腕時計だったことが分かります。翌年の昭和50年(1975年)3月10日には岡山駅 – 博多駅間が開業し、山陽新幹線が新大阪駅から博多駅までを結んだ一つの新しい幕開けの年でした。ダイヤを守り長距離の運行に携わる職員にとって時刻を確認するのは重要な事であり、そんな職務を陰ながら支えたのがこの国鉄ホーマーだったのではないでしょうか。通常モデルのホーマーよりも特別仕様にされた秒針停止機能や視認性の高いフェイスデザインは、まさに時計本来の時間を計るという機能美に特化しています。文字盤縁に多少劣化が見られますが全体のコンディションは良好で、国鉄ホーマーの魅力を十分に味わえます。おそらく支給された当時の組み合わせにはなかったであろう白ステッチが入ったブラウンカラーの、HIRSCH社製・Modenaのベルトを合わせてみました。このホーマーを着けて、昨年で全線開通40周年を迎えた山陽新幹線に乗って旅をしたくなります。(F)
  • 38,000円(税別)SOLD OUT 2016/02/27