<141126-617>SEIKO

  • 手巻 / Cal:- / 振動数:18000 / 精度: ±60s/day
  • Ser/Ref : – /11040
  • ケース:29mm
  • バンド:15mm ゴールドブラウン・型押しカーフ (HIRSCH/Duke)
  • 製造年:1950年代
  • 状態:〇・・・文字盤多少劣化あり。
  • 戦後になって初めて”SEIKO”が開発した「新10A型」と呼ばれるムーブメントを搭載のビンテージウオッチです。戦後まもない時代、まだ製品にモデル名も無くメーカー名だけを文字盤に表記していた頃のオールドセイコー。この時計に搭載されている「新10A型」呼ばれる機械は、戦前・戦中に製造していた10型(機械径を表す表記)の新型機として「新」が付けられ、1946年より製造された戦後のセイコー腕時計の主力機となったムーブメントです。受けの形がバナナの房のようにも見えることから通称「バナナ型」とも呼ばれていたようで、性能は舶来時計に比べるとまだまだではありましたが、コスト面を考慮しだんだんと簡素化されていったムーブメントと比べると味わいのある魅力が感じられます。また、戦後開発されていった国産腕時計は比較的早い時期から中三針を主流に切り替えていたため、スモールセコンドのオールドセイコーは年代が古いものでないとなかなか見られない珍しいタイプでもあります。機械径10型(23,3mm)に合わせたケースだとやはりサイズは小振りになり、当時は男性向けでしたが女性もかわいらしく着けられるボーイズサイズです。文字盤の焼け具合に金色の飛び数字インデックスとリーフ針がマッチし、年代の古いセイコー製品に見られる12時側の「S」マークと共にオールド感を醸し出しています。ベルトには淡いフェイスに合いやすくアリゲーターの型押しによって上品さも加わるHIRSCH社製・Dukeのゴールドブラウンを合わせてみました。戦後という時代の趣きを感じられる機械とデザインが楽しめるビンテージウオッチではないでしょうか。(F)
  • 59,000円(税別)  SOLD OUT 2016/12/18