アンクルヒーターの作成

先日、数年ぶりに再入会した『日本時計研究会』の2月の例会に参加してきました。そこで加藤 浩巳先生にご指導頂いて作成したアンクルヒーターです。写真 2014-02-15 15 29 14

中央の金色の金属板にのっているのもがアンクルという機械式時計の部品です。写真 2014-02-15 15 29 141

大きさは4mmくらいです。先端部分の赤いところに長方形のルビーが取り付けてあり、ゼンマイからガンギ車まで伝わってきた回転力を反復運動に切り替える重要なパーツなのですが、ルビーが外れてしまったりかみ合わせがずれた場合には調整が必要となります。ルビーはアンクル体にシェラックというニスのような接着剤で取り付けてあるので熱を加えシェラックを緩めて調整をおこなうのですが、その時に使う工具になります。

必要なパーツ類はすでに協会のほうでご準備いただいてあったので、持参した工具で組み立て作業をおこないました。写真 2014-02-13 18 38 26

 

まずはベープマットを分解してヒーターに使うパーツを取り出していきます。写真 2014-02-13 18 42 33 写真 2014-02-13 18 43 56写真 2014-02-13 18 59 51

時計とは大きさや構造が全然違いますが、丁寧に順序立てて説明して頂いて作業はとてもスムーズに出来ました。まわりには年配の方も多いのですがさすがは時計職人、作業が早い!そしてとても楽しそうです。事前にお知らせのあった必要工具には記載の無い「ピンセットとキズミを持って来ればよかったよ」の声にみんな納得の笑い声。部品が多少大きくても使い慣れたピンセットの方がやり易いかも知れないですね(笑)。

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あとは加工済みのケースに組み込んでいけば完成です。配線の取付で久々にハンダ付けをやりました(笑)。

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すばらしい工具が出来上がりましたので大切に使わせて頂きます。ありがとうございました!自作の工具は愛着がわきますね。